まる一日部屋を開け…
今部屋干しの洗濯物達の
悪臭に迎えられながらも
今宵もザリ吉(仮名)は元気です。
土管よりも、相模川産の岩場の影がお好きの様です。
岩場の陰に隠れてしまうと
姿かたちわからなくなってしまい
一瞬脱走したのではないかという恐怖にさいなまれますが…
ひっくり返せばそこにちょこんと鎮座してるので
一安心です。
昭和六年創業、
銀座のキャバレー「しろいばら」のお姉さま方にザリガニの話をしたら
それはそれは丁寧に首を縦に振り、
真剣に話を聞いてくれました。
ザリガニの話一つに一時間真剣に食らいついてくる、
彼女たちの技量にはあっぱれです。
悪臭のひどい生乾きな洗濯ものたちを抱え
いざコインランドリーへ…
自転車を走らせてきます。