熱海 「秘宝館」

大学のご学友と一泊二日で伊東、熱海旅行に出かける。

伊豆シャボテン公園城ヶ崎海岸と名所と思しき箇所を回ったが一番胸をえぐるような印象を残したこの熱海「秘宝館」とやらを取り上げたい。

噂には聞いていた…なんだかとってもエキゾティックでエロティカルな空間であるということを。


その内容は、想像を遥かに凌駕してくれた。

クジラの性器とやらが実寸台で飾られてあった。形状が人間様のものにひじょうに近かったことには同じ哺乳類として親近感を覚える。

中は当然のごとく撮影禁止であるので視覚的に内容を詳細に伝えることができない。ぜひ熱海にお立ち寄りの際は一度立ち寄ってみることをお勧めする。

なぜ熱海に、そしてなぜ山の上に、このような娯楽施設を作ったのか。
疑問が疑問を呼び軽く調べてみると…

①全国に何ヶ所も「秘宝館」という名の娯楽施設が存在すること

②特に温泉地に多く見られること。ただ最近は時代の流れとともにその荒廃ぶりが目立つ

③熱海に関しては東京ドーム系列の会社が運営しているということ

この熱海秘宝館の採算はどの程度取れているのだろうか。日曜日であるのに私たちを含め三、四団体くらいの客しか見受けられないこと、一度ネタばれしてしまうとよっぽどの物好きか慢性的な絶倫の方以外はリピーターになりずづらいのではないか…という判断からその採算は赤一色なのではないか…
余計なお世話ではあるが…


ロープウエイの料金と込みで1800円という金額を妥当と考えるかどうかは個人の観点に任せたい。
熱海の温泉地としての荒廃ぶりを含む温泉観光地の政策の是非が、昨今問われている。

他にこれといった娯楽施設がないことからもこの秘宝館の存在が熱海観光のランドマークとなってしまっている。

「山の上のエロ、絶景を見ずして絶句できる秘宝館」


日本国民の七割ががみうらじゅんなら…
この秘宝館も不採算に嘆く必要もないんだろうにな…