菓子天国

最愛の友との

今生の別れを
乗り越えはや一週間


フグという単語に、人の何倍も敏感になり
気を張り巡らせていましたが





普通に生活していれば

さほどフグという単語に

お世話になる機会はないもんですね







食事中の皆様には
大変申し訳ありませんが




ドジョウもザリガニもあまり脱糞をしません。



そもそも目立って脱糞を
しない生き物なのでしょうか。




それに比例するように

このザリガニ生活を始めてから

私自身も

脱糞の回数減少、
質の劣化が見受けられます。





いつぞや遠い日の

脱腸のお話をしましたが

最近では

脱腸アゲインを狙ってくるがごとく
手ごわいハードな侵略者が
多々私の下半身を
攻め続けてきます。






そんな苦悩の状況の中で

私の処方箋になってくれている


一つの楽天地が



厚木にあります。














「1480円で食べ放題、飲み放題!
いつでも30種類以上のおいしいスイーツが食べれるよ!」


こんな
スイーツのように甘い
謳い文句とともに


全国にチェーンを展開し

もっぱらヤングな女子中高生達のハートを

鷲掴みにした


スイーツ食べ放題の専門店
















その名も















スイーツパラダイス













便秘&スイーツ





いったい何の解決策になるのか





私は1480円を払って
この楽天地で




一切スイーツを口にはしません。


その横に


彩りを飾る


キャベツ、トマト、オニオン、オクラ…etc

いわゆる






ノット
スイーツ


バット
ベジタブル


やっと
飯にありつけた

ハイエナのように


私は貪ります







スイーツパラダイスと称しておきながら


私の様な便秘ニストにも
気を使うなんて
懐の広いこと


まさに楽天






しかし
そんな
楽天地にも





大きな
難点が…





なんせ




見渡す限り








オンリー







まさに

女ヶ島「アマゾンリリー」に


男一人で殴りこんだルフィが如く

(漫画「ワンピース」単行本53巻参照)






そして
スイーツパラダイスのウエイターさんだけ
なぜかおっさん…




その

スイーツには
遥か縁遠そうなおっさんも



毎度のごとく






右に
スイーツより
甘い会話を繰り広げるイケイケカップ


左に
日曜の一時を楽しむ
女子中学生4人組





を両側に構えた


アリーナ席に私を






誘ってきます。






スイーツパラダイス(以下スイパラ)
側の思惑




「男一人で来るその勇敢さは認めよう。ただこの惨めさに90分の間、お主は耐えれるかな」




そそくさに退席した女子中学生達の思惑


「何あの男の人…一人で野菜ばっかり…てか水も飲み過ぎ…彼女もいなさそうだし、前に彼女でもいるような盲想でもしてるのかな。ちょっとマジキモイんですけど」




本厚木ミロード7階で愛を語らうカップルの思惑


「ねえジャック、隣の人、こっちちらちら見てくるんですけど。」

「ローズ気にすることはないさ。」


「目が死んだ鯖みたいで…いやだ、すごい淫靡な目つき…」

「それよりもローズ、フォークを置いて。目を閉じて。こっちへ来て、テーブルにつかまって。」



「何イカれたこと言ってるのよジャック!ここは厚木…そしてミロードの七階よ!」

「いいから!目をつぶったまま、見ちゃだめだよ」


  
「……見ないわ」



「テーブルに乗って。そのまま。そのまま。目をつぶったままで。ぼくを信じる?」



「ちょ…ここはミロー……し、信じるわ…」


「そら、目を開いて」


          
「わたし…空を飛んでいる、ジャック!!!」








様々な


思惑が交錯する中



私はわき目も振らず



野菜のみをターゲッティングし


90分という限られた時間の中で


胃にできる最大限の

処方を行います。




スルーラックのCMの
臼田あさ美のように


「出すって大切〜!」と

様々な思惑をくり広げているであろう
連中の耳元で
叫んでやりたいところですが



我慢して



明日



快便で


一日が過ごせるよう願いまして





本日は就寝します。








そろそろ


昨年度




100匹の異邦魚達が

厚木に集結した



Xデーを迎えようとしています。




本気なのか
冗談なのか




「イトミミズ100匹でもいい?」


とファンキーなメールをくださる
お友達もいます。



「汽水で飼える仲間たちシリーズ」
にちなみ




今年はどんな異邦魚達が




私を祝ってくれるのでしょうか。