肉棒批評

社員A「セブンさんがビッグフランク…ローソンさんがジャイアントポークフランク…」




社員B「おい、いつまで悩んでいるんだ、今日の全体会議までに何らかの形で答えを」



社員A「俺ら一体何番煎じなんだよ…ソーセージはソーセージで名前なんかそんなぽんぽん」






社員B「お…おい声がでかいぞ…!今の会話がばれたら…あ…あの…黒ずくめの組織から…親戚中のポストにフランクフルト満杯詰められちまうぞ…」






社員A「去年の夏、かみさんの実家にブツが行って…」




社員B「…すまなかった…」





社員A「いっそ豚じゃなくて、羊とか馬の腸詰めにすればいいんじゃないか…そしたらネーミングなんか一瞬で…」







社員B「馬鹿言え、羊なんか使ってみろよ。コストもかかるし、商品見直しで羊が万一採用になったら全国の羊飼いに頭下げに行くの誰だよ…」







社員A「他でもない…」








社員B「俺らだろ…」






社員A「味はいいんだよな…冷めてもこのジューシーさが残るし、中の香辛料がいい具合で主張しててさ」







社員B「おまえ見かけによらずグルメだな」






社員A「いやこのフランクがグルメなんだよな…」





社員B「グルメフランク…」






社員A「そ…それだ…」













(涙のネーミング会議 一本のソーセージが日の目を浴びるまで スリーエフ編)より







GW中に試みた肉棒評価会
① 買い込んでできて間もないできたての状態を試食
② 次の肉棒試食へ移る際、口におーいお茶(伊藤園)を含み浄化
③ 1日後 冷めた状態で試食
④ 1週間後、賞味期限がいよいよ怪しい時期に試食





以上のフローを踏まえ









検証に検証を重ねようやく
独断と偏見で作り上げられた答えが出ました。


















第一位
グルメフランク(スリーエフ)

評価結果
私の妹にう○こ呼ばわりされ、もはや試食前から劣勢と思われたが逆境を跳ね返し堂々一位を獲得。表面に見られるブツブツは香辛料であり、これにより単調な豚肉の味が続かず飽きのこない味に仕上がっている。油の量も適度で女性にもご支持いただけそうな肉棒である。













第二位
リッチフランク(ミニストップ

評価結果
名作ファーストフードを生み出し続けるミニストップ、その創造性は肉棒にもしっかり込められており燻製風のスモーキーな風味が他選手にない斬新な味わい。商品開発者の他社との差別化を必死に行った苦労がうかがえる味に仕上がっている。油の量も適度で女性にもご支持いただけそうな肉棒である。








第三位から第七位まではどんぐりの背比べ 
舌が岸朝子でもない限り、正当な区別ができないと我が家族の見解



















第八位
ジャンボフランク(ファミリーマート

評価結果
袋に入れたまま放置し続けると油が染み出し始める程油まみれ。調理方法として各店舗のフライヤーで揚げてしまっていることが原因として考えられる。一口噛むと油がクジラの潮吹きばりの勢いで吹き出し、衣服にかかると二度と落ちない非常にしつこい油を使用。御試食される際は作業着で臨むことをお勧めする。以上の通り油の量が適度でないので女性には全くご支持いただけそうにない肉棒である。











ファミリーマート
ビックフランクにのみ
辛辣な評価が下されましたが、







よりよい肉棒に進化してほしい







中国の故事成語にもありますが





いわゆる



獅子が大好きな肉棒を千尋の谷に落とす
そんな思いで
敢えて厳しく評価させていただきました。











この思いが巡り巡って
ファミリーマートさんの商品開発部に届けばと願います。









そしてこの批評は
GWの余暇を利用して行った


とても安易で
且つ

舌にあまり自信を持つ者がいない
我が家族の勝手な判断のもと行われました。



一つの参考にしていただく程度で




真実の味を皆様の

完成された舌を持ってして
ご判断いただければ幸いです。























夏草や

肉棒どもが

夢の跡