映画批評

今回は2部作でお送りします







6時間もの間

見えないゴールテープを目指し
ひたすらペダルをこぎ続ける死闘




スーパーママチャリグランプリin富士スピードウエイ







あの記憶からおよそ1カ月







舞台は再び
富士スピードウエイ内特設サーキット場(観戦者用駐車場)






またしても見えないゴールテープを目指し
自身の持つ気力、体力、精神力の限界に挑むべく
私はその地に足を踏み入れていました。










前回と同様
これから行われるだろう
長期戦を前に興奮冷めやらぬ戦士たちの姿
その風景一つ一つがまるでデジャブのように
私の目に飛び込んできました。








ただ一つ違った点




その戦士の大半が

アンダーテン(10歳児未満)であったこと

そして戦士たちが乗りこなすその愛車が

三輪車であったこと







およそ一か月前に
次回は三輪車での戦の存在を知らされ
失礼のないようにお断りをした記憶が蘇りましたが







何の因果か
またしてもアダム・スミスの見えざる手によって
私はこの戦にノミネートされ



前回共に戦いぬいた立川営業所の戦士たちは
揃いも揃って不参加の申し出を出し
既に受理されていました。







私は単身で乗り込む度胸もなく
誰か引率者を探さなければと
画策を始め






いったいどの人材がよいか…


その答えはものの5分で出てきました。














6月5日 午前0時32分

レース開始9時間前

夜の産業の激戦区
ここ厚木において

ぼちぼちの指名率をたたき出し
いよいよ夜の蝶
改め
夜の天狗になりつつある
某Q嬢に



「朝9時からバンプオブチキンのコンサートが富士の麓でやるからぜひ一緒に」







あっているのは場所のみ

それ以外の9割9分がすべて嘘で固められた勧誘メールを送信






「行く」




某Q嬢から二つ返事で参加快諾メールをもらう









5月6日 AM 6:00 

東名厚木インターを出発
途中中井PAにて
某Q嬢に今回の全容を発表


おそらく
ここ中井PA創設史上




こんなヒステリーな女性は
休憩に訪れたことはないのではないか



いや





こんなヒステリーな女性は
休憩を取ったところで何の解決にもならないのではないか

と思われる程甲高いヒステリーな声で





某Q嬢が激怒し始める。

相手の口ぶりから察するに
バンプのコンサートではなく
屈強な戦士たちと共に三輪車を扱ぐ事に怒りを覚えたようだった







AM 6:15





中井PAでのパニックを収集するべく
上野動物園ジャイアントパンダに、笹を与えるがごとく
某Q嬢にカントリーマアムを過剰に摂取させ
事態を切り抜ける。












AM 7:25

再び富士スピードウエイ到着(以下FSWと略)



「広い広い」



上野動物園ジャイアントパンダのごとく
テンションを上げ始める某Q嬢をしり目に







前回同様、戦の先導者
且つ弊社立川営業所のお客様である
ミスターに御挨拶




今回またがる三輪車のチューンも完ぺきで
もはや高級感こそあふれるそのボディに対し





北原照久のおもちゃ博物館にありそうなレトロボディですね」



と褒め言葉とは言い難い

的を得ない表現に対し
ミスターやや顔をしかめる。





AM 9:55




レース開始
冒頭でも記載した通り




屈強な戦士たちの大半がアンダーテン(10歳児未満)の状況

その戦士たちとのデッドヒートを繰り広げ

















られず



無様なまでに追い抜かされる。












AM 10:22





これはただの自慢だが
四肢が長く比較的モデル体型である私の体は
三輪車での戦において不利なのではないかと悩み始める







AM 10:42





一緒に戦を共にするミスター達が
私の加速力のなさに不信感を抱き始める
このままではまずい…

自分の走法を改めるべく他の戦士たちの走法を観察し始める。









AM 11:35

従来の走法である

股間マングリ御開帳走法
(ふとももをはの字にし、ガニ股歩きのようなみっともない走法)
から抜本的な走法改革を試み







イチモツ摩擦スライド走法
(内股にし、ひたすら股間節にプレッシャーをかけオネエ歩きのようなみっともない走法)
に変更







後者の走法の方がつま先に力を入れることができ
ペダル回転数が上がり直線での加速力が増す










PM 13:30




レース結果中間発表
38チーム中13位という上位を目指したくなる
高順位に一同士気を高める。





先ほどまであくびをしながら他愛もない営業トークを繰り広げてきた
某Q嬢も参戦
コーナリングを器用にこなし一同から賞賛を得ることによって
自身の三輪車センスをひけらかし始める











PM 15:00
レース終了





「目指すは阪神金本。全試合スタメン参加で今後ともよろしくお願いします」



今後FSWで行われるであろう全ての二輪、三輪の試合に参加する
契約をミスターと交わし解散








PM 16:00




某Q嬢
「御殿場プレミアムアウトレットに行きたい」
と提言。
耳にピーナッツが入ったため無視











PM 17:00





「プリンセストヨトミが見に行きたい」
と提言。
アウトレットの下りの報復か
フィリピーナパブ嬢のような謎の言語を発し始め無視される。









PM 20:50
海老名 サティ内のワーナーシネマズにて
一人でプリンセストヨトミを鑑賞後
帰路に着く














大変長らくお待たせしました







「最新映画を素人目でいちゃもんをつけよう」
のコーナー





このコーナーの趣旨は
全く映画に明るくない私自身が素人目で
最新映画を単独鑑賞し





はたして皆様のご足労と金銭を叩いてまで
鑑賞するに値するかどうかを事前に判断する
非常に勝手迷惑なコーナーです






今回は堤真一中井貴一ほか出演
豪華キャストで巷の話題独占の







「プリンセストヨトミ」





















「大阪を国として認めてくれ」


という中井喜一のあり得ない提言、設定にもかかわらず


終始一貫一切の笑いもなく
徹底的にシリアスな内容













審議結果





TUTAYAの旧作レンタル

もしくは金曜ロードショー放送待ちで
問題ありません







次回



ポルノ映画の鬼才
廣木隆一監督の



「軽蔑」

























を単独鑑賞してまいります。


 


まさか
あの清純派女優




鈴木杏
が女優人生で初めて
体当たり濡れ場&ポールダンスに挑戦とのこと





鑑賞しだい
詳細当ブログにて審議結果ご報告します










私のこの行為自体が

「軽蔑」

に値しそうで複雑な心境です