流言飛語

更新が途絶え大変失礼いたしました。







厚木アナザーワールドでの




摩訶不思議なアドベンチャーの数々








そして





そこに生活する者たちも奇なり


















歯医者や眼科の待ち時間はいささか




退屈なものであります







待ち時間の患者を退屈させないよう





申し訳ない程度に雑誌類など




おいてはありますが







いったいいつの?




と問いたくなるスキャンダルを掲載した週刊誌







この流行りは
去年でとりあえず山を越したのではないか?




と問いたくなるファッションを身にまとった




梨花を掲載した女性誌
















なぜここに?





と医長の胸倉を掴みたくなる







釣り情報誌






で溢れ返っており









その杜撰なおもてなしが







そこらの待合室で目に着きます。









新しいコンタクトレンズを購入するべく






訪れた定期健診






せっせと鼻ほじりに勤しみながら











私の名が呼ばれるのを待っておりました。











隣にいる兄貴のイヤホンから漏れる







謎のパンクロック













耳たぶごと引きちぎってやりたかったのは







私だけではなかったでしょう









目の前のお子様は






この後買ってもらうはずの玩具の交渉











母親のリアクションから察するに









交渉が難航しているのでしょう













お子様は





ひるまず






何度も母親の膝に
ヘッドロックかましていました。












そんな厚木市民はあくまで




普段の


何気ない



厚木のいち市民達であり








アナザーワールドの住人ではありません。





こんな日中にアナザーワールドの住民が




こんなに平和でのどかな眼科に






現れてはいけなかったのです
























アナザーワールド







昼も夜も






老いも若きも








酸いも甘いも







オトコもオンナも









関係ありません。
















「お名前をお呼びします。45番でお待ちの藤原竜也さん。診察室までお越しください」















まさか…














ドラマも舞台もどんとこい


その凄みのある演技は時代劇においても


大御所の引けを取らない



あの超演技派俳優















た…









竜にいが…








コンタクトレンズをわざわざ厚木に…(下記参照)




















待合室にいた






全ての小市民が度肝を抜かれた瞬間






私は







ほじりかけていた鼻くそを元に戻し












パンクロックを聞き続ける兄貴の





イヤホンはなぜか宙を舞い







ヘッドロックをし続けたお子様は





顔をうずめたまま停止











藤原竜也と呼ばれ







席を立った









その








男の姿こそまさに






齢50代前後








飛騨高山







と書かれた






バックプリントTシャツ







魔王の呪いにより



カエルの姿になるのと引き換えに



ボーリングの球を






何個も詰められてしまったのか







そう思わずを得ない程







飛び出してしまっている









腹部











誰もが







ほっと胸をなでおろした瞬間でした








彼は



藤原竜也





という名の







厚木アナザーワールドの住人












であれば








私も居合わせた小市民達も皆








「がってん、がってん!!」







ためしてガッテン




ばりの合点がいった様子


















「お名前をお呼びします。46番でお待ちの小泉今日子さん。診察室までお越しください。」





















ま…

















まさか…
















「なんってったってアイドル」と主張し続けはや46年







本人の公式プロフュールには厚木市出身と記載







よくよく調査すると




市にギリギリ隣接した






相模原市城山町が生家







それでも厚木をこよなく愛した彼女のアルバムの名前は







「厚木IC(インターチェンジ)」(下記参照)























本人のエピソードから










竜にいとは異なり




今回は





リアリティがあり過ぎる









まさか








今回ばかしは…









居合わせた市民の


背筋に戦慄が走りました






























呼べども呼べども















小泉今日子











当人が姿を見せない













小市民達の目線は右往左往し














もはや






名前を呼びあげた










看護婦までも不安で



顔が青ざめているではないか











「46番でお待ちの小泉今日子さん。診察までお越しください」
















You are an idol!





















You are an idol!!!!!!















会場が












いや


















待合室の皆が





魂で








この叫びを声が枯れるまで





続けていましたが











小泉今日子

















待てども暮らせども




姿を見せませんでした。











♪恋をするにはするけど

スキャンダルならノーサーンキュー











本人もおっしゃるように










藤原竜也







「厚木の眼科で仲良くコンタクトレンズ作製!
大型年の差カップル!竜也よ、恋もやはり盲目なのか?」












フライデーに



すっぱ抜かれるのをおそれたのでしょうか








謎は消えぬまま










穏やかな厚木時間がまた







過ぎていきました










私の手の札は85番




















戦いはまだ




続きそうです。